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2006年10月27日 (金)

試写会 「父親達の星条旗」

重い・・・重い映画でした。
クリント・イーストウッド監督の、アメリカから見た「父親達の星条旗」、日本から見た「硫黄島からの手紙」と硫黄島2部作として作られたという。前者「父親達の星条旗」の試写会が終わりました。

アメリカ国民を熱狂させた「星条旗」を掲げる有名な写真。
その背景にある問題を描いた作品。
1


数年前まではこの星条旗を掲げようとしている写真が何なのかさえ知らなかった。
テレビのドキュメンタリーで、戦争中硫黄島で擂鉢山を陥落したときの写真だと知ってびっくりしたくらい。

アメリカではこの写真を「勝利の象徴」として、写真に写っているメンバーを「英雄」として祭り上げた。アメリカ政府も、戦争で逼迫した財政を立て直すため、彼らを国債を売るための道具として彼らを利用した。
その背景と実情をジェイムズ・ブラッドリーという人が取材し、「硫黄島の星条旗」という本に描いている。ジェイムズ・ブラッドリーは、星条旗の「英雄」の1人、ジョン・ブラッドリーの息子で、父が「英雄」となった硫黄島のことについて一切語ろうとしなかったのを不思議に思い、取材を重ねて作品を完成させた。
そのことを知らないと、この映画は理解できない。

映画自体は見ているのが辛いくらいに生々しく、銃撃戦などの戦いを写実に写していて、正直かなりグロい。弱い人は失神しちゃうんじゃないかなあ。
個人的には、知っているようで全く知らなかった「星条旗を掲げる写真」の真実がわかって面白かったが、他のお客さんたち・・・普通のドラマやコメディ、アクションの映画だと、終わったあとザワザワと映画の感想なんかを語りながら帰っていくんだけど、ほとんど無口なまま帰っていった。。。
みんな胸にモヤモヤした何かを抱いて帰っていく。
覚悟して見た方がいいです。

この映画の中で「英雄なんていない」という言葉があったけど、本当にそう思う。
「戦争」はただの人殺し。人を殺して「英雄」になるなんて社会が間違ってる。
戦争で殺された人、残された家族は悲しいけれど、国のために戦って多くの殺戮をしてしまった人も心に傷を負う。「戦争」に「英雄」なんかいない。

この映画を見て、今まで日本は「世界で唯一の被爆国」、「戦争で負けた国」というのがあって、あまり考えてもなかったけど、戦争の勝ち負けに関係なく、日本も多くの殺戮と侵略をしている。もちろん、他の国もそうだ。
「侵略された、侵略された」と他国を非難して、自国を被害者だとばかり言っている国が多いけど、ほとんどの国が同じ殺戮を繰り返して、同じ罪を犯している。
いろいろ考えさせられた映画。

うっ。。。久しぶりにまともな事考えちゃった。

居酒屋行こう!居酒屋!
ただ・・・生レバとかは絶対に食えないな・・・

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